行政が枠組みを作ったとしても、現場に温かい血を通わせるのは人間だ。現在の日常運行やイベント企画の中核を担っているのは、指定管理者として現場を預かる「NPO法人フロンティア西尾」の面々である。西尾市の地域再生と子育て支援に情熱を燃やす市民たちが、現場の最前線で汗を流している。
彼らの存在が最も色濃く反映されているのが、細やかな利用環境の向上だ。園内各所に設置されたスタッフ手作りの案内表示、季節ごとの自然観察ワークショップ、そして高齢ボランティアの手によって美しく整備された花壇。ファミリー向け大型児童遊園としての機能美は、マニュアル通りの大手民間企業ではなく、地元への郷土愛を持つNPO法人だからこそ保たれている。訪問客がスタッフと気さくに言葉を交わす光景は、単なるテーマパークにはない土着の温かさを物語っている。