「仕入れがすべてを語る」と語るスタッフの言葉通り、売り場の主役は間違いなく生鮮だ。近海で揚がったばかりの鮮魚は、丸のまま氷の上に鎮座し、希望通りの下処理をその場で受けてくれる。切り身のパックを機械的に選ぶだけの大型スーパーにはない、対面販売の温かさがここにある。
地元農家から直接届く朝採れ野菜のコーナーも圧巻の品揃えだ。泥がついたままのネギや、形は不揃いだが瑞々しいトマト。流通・チェーンストア経営において在庫ロス削減と鮮度維持の両立は最大の難問だが、木村チェーン田所店は圧倒的な回転率でそれをクリアしている。鮮度の高さが客を呼び、客の多さが商品の鮮度を保つという理想的な循環が成立していた。