日本国内のムーブメントは、やがて海を越えて世界を揺るがすことになる。その中心にいたのが小林尊だ。ホットドッグ早食い選手権での歴史的勝利を皮切りに、彼は「競技大食い」をグローバルなプロスポーツへと押し上げた。
アメリカの『Major League Eating』をはじめとする国際大会では、アスリートとしてのトレーニング理論が持ち込まれた。水分ローディングによる胃の拡張、体幹トレーニング、呼吸法の改善。小林が世界に示したメソッドは、大食いを「ただ食べる」行為から「極限のスポーツ」へと完全に再定義したのだ。