「楽だから」と万歳寝を放置していると、身体には様々な不調が蓄積していきます。まず懸念されるのが、極端な血流の悪化です。心臓よりも高い位置に長時間腕を置き続けると、重力に逆らって血液を送らなければならず、手先への血流が滞ります。朝起きたときに手が冷たい、あるいは痺れているといった症状は、血行障害の初期サインです。
さらに、腕を上げることで肩関節や周囲の靭帯には持続的な負荷がかかり続けます。これが五十肩の引き金になったり、慢性的な神経痛を誘発したりすることも少なくありません。呼吸を楽にするための姿勢が、結果として睡眠の質を著しく低下させ、翌日のパフォーマンスを下げるという最悪の悪循環を生み出しているのです。