アミューズメント施設や体験型テーマパークのチケット価格が軒並み上昇を続ける現代において、クオリティの高い学びの場を無料で提供し続ける姿勢は異彩を放つ。運営を支えるのは、関西を拠点とする日本を代表する先端企業群や研究機関だ。
「休日のお出かけ費用がかさむ中、ここなら時間を気にせず子どもに本物の技術に触れさせられる」と、堺市から訪れた30代の母親は語る。館内には企業ごとに趣向を凝らしたブースが並び、素材革新、宇宙開発、次世代エネルギーといった最先端分野が、図解や映像だけでなく「触って動かせる仕掛け」として構築されている。
単なる企業のPR施設にとどまらず、社会インフラや産業の成り立ちを構造的に学べる点が、知的好奇心の旺盛な小中学生やその親世代の心を惹きつけて離さない。