犬種や体格によって、暑さや寒さに対する耐性は大きく異なります。一律の基準ではなく、愛犬の身体的特徴に応じたボーダーラインを把握しておくことが命を守る鍵です。
パグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリアなどの短頭種は、構造的に気道が狭く熱を逃がす能力が極めて低い特徴を持っています。気温が22度、湿度が60%を超える環境でも呼吸困難から急激に体温が上昇する危険があるため、夏場の外出には最大の警戒が求められます。
チワワやトイプードルといった小型犬は地面との距離が近いため地熱の影響を最も受けやすく、シベリアンハスキーやゴールデンレトリバーなどの大型犬・ダブルコート種は厚い被毛で熱がこもりやすいという弱点があります。愛犬の体格と被毛構造を考慮した個別対応が必須です。