問題が長期化する最大の要因は、加害側・被害側双方の心理的メカニズムにある。心身医学のアプローチによれば、妻源病を引き起こす妻の多くは「被害者意識」を強く抱いているケースが多い。「自分ばかりが損をしている」「夫が期待通りに動いてくれない」という焦燥感が、過干渉や暴言という形で暴発してしまうのだ。
夫婦関係心理学の視点で見ると、夫側の「事態を穏便に収めたい」という事象回避的な態度が、結果として妻の暴走を助長するという悪循環も浮き彫りになる。耐え忍ぶことが美徳だと信じ込んだ夫は不調を隠し、気づいた時には自律神経系が壊れてしまっているというパターンが後を絶たない。