昭和を代表する大女優・山田五十鈴の偉大な足跡と必殺シリーズ裏話

昭和を代表する大女優・山田五十鈴の偉大な足跡と必殺シリーズ裏話

昭和を代表する大女優・山田五十鈴の偉大な足跡と必殺シリーズ裏話にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

大スクリーンで世界の映画ファンを慄然とさせた大女優は、テレビの茶のお茶の間にあっても圧倒的な存在感を発揮した。1970年代から80年代にかけて大ヒットした時代劇『必殺シリーズ』への出演である。『必殺仕事人』などで演じた「三味線のおれん」や「おりく」の役は、昭和のテレビドラマ史に輝くハマリ役となった。

現場での撮影裏話として今も語り継がれているのが、彼女の三味線に対する並々ならぬこだわりだ。劇中で仕事人として三味線のバチや糸を使って悪人を仕留める殺陣のシーンがあるが、山田五十鈴は代役を使わず、本物の三味線奏者としての手さばきを徹底して追求した。幼少期から清元や舞踊の手ほどきを受けていた本物の芸事の素養があったからこそ、あの優雅かつ冷酷な殺陣が生まれたのだ。

また、共演した藤田まことら後輩俳優に対しても温かい気配りを忘れない一方で、カメラが回った瞬間に場の空気を一変させるプロフェッショナリズムは、撮影スタッフ全員の身を引き締めさせたという。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。