1985年のデビュー以来、彼女は既存の昭和アイドルの枠組みをあっさりと飛び越えてみせた。大手レコード会社日本コロムビアからリリースされた楽曲群は、単なる可愛らしさだけではない本格的なボーカルパフォーマンスを前面に押し出したものだった。その方向性が決定的な爆発を見せたのが、1986年に発表された「1986年のマリリン」である。
へそ出し衣装と激しいダンス、そして腰を揺らしながらブレない力強いロングトーン。一撃で日本中をノックアウトしたこの名曲は、彼女をポップスシーンのトップスターへと押し上げた。「歌って踊るアイドル」という概念そのものを刷新した衝撃は、今も音楽ファンの語り草だ。