きゅうり栽培において、土の中で根を破壊し株を衰弱させる最悪の天敵がネコブセンチュウだ。一度土壌に発生すると駆除が極めて困難なこの寄生虫に対し、圧倒的な防除力を発揮するのがキク科の植物・マリーゴールドである。
種苗メーカー大手のタキイ種苗による研究・開発データでも、アフリカン系やフレンチ系の特定品種のマリーゴールドが殺センチュウ物質(α-テルチエニルなど)を根から分泌することが実証されている。マリーゴールドの根にセンチュウが侵入すると、その繁殖が阻害され、土壌中の線虫密度が劇的に低下する。有機農業を志す栽培者にとって、このナチュラルな土壌浄化作用は喉から手が出るほど欲しい機能だ。