キーボードの中で最も難易度が高いのが、Space、Enter、Shift、Backspaceといった「大型キー」の脱着です。これらには、キーの端を押しても全体が均等に沈み込むよう、金属製の針金パーツである「スタビライザー」が組み込まれています。
スタビライザーの代表的な構造と外し方のコツを押さえましょう。
1. プレートマウント型 / チェリー(Cherry)式スタビライザー
現在の主流であり、金属ワイヤーが基板側に隠れており、左右にダミーの黒い軸が見える構造です。通常のキーと同様に真上に引き抜けば外れますが、横幅が広いため、左右の端を少しずつ交互に浮かせるか、大型キー専用にワイヤーを2箇所均等に掛けて真上に引き抜きます。
2. コスター(Costar)式スタビライザー(ワイヤーむき出し型)
キーキャップの裏側に小さな白いプラスチック製インサート(突起)が刺さっており、基板側の金属ワイヤーがその穴に引っかかっているタイプです。
このタイプを力任せに引き上げると、プラスチック爪が破損します。キャップを少しだけ上に浮かせた状態で隙間を覗き込み、細いピンセットや竹串を使って金属ワイヤーのフックを左右のインサートから外側にスライドさせて外す必要があります。
再装着の際は、スタビライザーの金属棒にインサートがしっかり噛み合っているかを目視で確認しながら慎重に押し込んでください。カチッとはまらない状態で強打すると、スタビライザーの固定パーツが変形する原因になります。