歴代女性アナウンサー人気順を1990年代から俯瞰すると、視聴者が女性アナウンサーに投影する理想像は明確な進化を遂げています。1990年代の「フジテレビ女子アナブーム」で確立された華やかさやタレント性は、2000年代の高島彩アナ(元フジテレビ)によって「アナウンス力と愛嬌の完璧な調和」へと昇華されました。
その後、2010年代に入って女子アナ界の常識を覆したのが水卜麻美 殿堂入りの偉業です。水卜アナは、オリコン調査において5連覇を達成し、2017年に殿堂入りを果たしました。彼女が切り拓いたのは、「飾らない自然体」「視聴者と同じ目線で食レポを楽しむ親近感」、そして「災害報道や重大ニュースで一切ブレない圧倒的な職人技術」という二刀流の価値観です。
水卜アナ以降、単に外見が優れているだけのアナウンサーは淘汰される傾向が強まりました。ニュース原稿を正確に読む基礎訓練の徹底、スタジオの混沌とした空気を瞬時に整理する構造把握力、そしてSNS時代特有の炎上を回避する高い危機管理意識。これらすべてを兼ね備えた人物だけが、女子アナ好感度ランキングの上位に君臨し続ける条件となっています。