今回の見送り決断において最大の要因となったのが、急激な警備コストの上昇と慢性的な警備人員不足だ。近年、大規模集客イベントにおける雑踏事故防止への警戒感は全国的にかつてない高まりを見せている。
実行委員会関係者によると、2026年シーズンに向けた警備見積もりは過去数年と比べて倍近くにまで膨れ上がっていたという。厳格化された安全管理ガイドラインに従うと、必要な警備員の数は従来の水準を大きく上回る。しかし、人手不足に悩む警備業界において、特定の日時に数百名規模の有資格者を確保することは極めて困難であり、その費用は主催者の予算枠をあっけなくオーバーした。