作品に圧倒的なリアリティと感情の揺らぎを与えたのは、一線級の声優陣による情熱的な演技にほかならない。特に『NieR:Automata Ver1.1a』で9S役を演じた花江夏樹の表現力は圧巻だった。感情を持たないはずのアンドロイドが、過酷な真実に直面する中で見せる心の軋みや葛藤を、細やかな吐息や声のトーンの変化で表現。収録現場でのストイックなアプローチは、共演者やスタッフ陣からも絶賛を集めた。
また、同シーズンで多彩なキャラクターを演じ分けた高橋李依の存在感も際立っていた。台本を徹底的に読み込み、演じる役柄の「生き様」そのものを体現する緻密な役作りは、多くのファンを魅了。インタビュー等で明かされたアフレコ時の裏話からは、マイク前に立つキャストたちがどれほどのプレッシャーと情熱をもって作品づくりに挑んでいたかが伝わってくる。