着物のたたみ方で悩まない!プロが教える「シワなし本だたみ」3つの極意

着物のたたみ方で悩まない!プロが教える「シワなし本だたみ」3つの極意

着物のたたみ方で悩まない!プロが教える「シワなし本だたみ」3つの極意の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

悉皆屋や着物クリーニング専門店の現場取材において、持ち込まれるトラブルの約40%以上が「不適切な畳み方と保管」に起因しているというデータがあります。SNSやネットの知恵袋等でも頻繁に相談される代表的な失敗事例を検証します。

1. 「着物ハンガーに数週間掛けっぱなし」による型崩れ

「シワを伸ばしたい」「湿気を飛ばしたい」という理由で、専用の着物ハンガー(長尺ハンガー)に掛けたまま数週間放置してしまうケースが後を絶ちません。着物は自重が約1kg〜1.5kgあります。長期間吊るし続けると、重みで身頃が縦に伸び、裄(ゆき=袖丈方向)が縮んで寸法が狂ってしまうのです。陰干しは「長くても24〜48時間以内」に留め、速やかに本だたみにして平置きするのが原則です。

2. 逆折りの放置による「頑固な消えない折ジワ」

縫い目の線とは異なる場所で適当に折ってしまい、その上に他の着物を何段も重ねてタンスに保管した結果、強い圧力がかかって繊維が潰れるトラブルです。特に正絹の縮緬(ちりめん)や紬は、一度深くついた逆折りのシワを消すために専門職人による「湯のし(蒸気プレス加工)」が必要となり、余計な修繕費用(数千円〜1万円超)が発生します。

3. 行動心理学から見る「後回し癖」の罠

イベント終了後の疲労から「明日畳もう」と脱ぎ捨てたまま放置すると、着用時の汗や体温が湿気として繊維内部に閉じ込められ、短期間でカビの温床になります。行動経済学的にも、手順を細分化して「まずハンガーにかけて風を通すだけ」「翌朝10分で畳む」とタスクを切り分けることが、着物を傷めない心理的防壁となります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。