通常、不祥事を起こしたタレントの会見は厳しく批判され、芸能活動の休止や引退へと追い込まれるケースが多い。しかし、彼のケースは違った。
彼の発言には、台本通りに作られた申し訳なさではなく、不器用なまでの素の感情があふれていた。質問に対して曖昧にごまかそうとせず、自身の記憶や感情をそのまま口にする姿が、メディアの意図的な誘導を無効化してしまったのだ。
嘘をつかないこと。言い訳を重ねないこと。言葉に嘘がないと視聴者が感じ取った瞬間、バッシングの波は「呆れ」を通り越して「クスッと笑える親しみやすさ」へと変わり始めた。