防犯心理学における「日常活動理論」では、犯罪は「動機を持った攻撃者」「適当な標的」「有能な監視者の不在」の3要素が揃ったときに発生するとされています。玄関先に無防備に置かれた荷物は格好の標的となりますが、簡易的なボックスと南京錠であっても「犯行に一手間かけさせる(時間的遅延を生じさせる)」ことで、衝動的な盗難を大幅に抑止する心理的バリアとして機能します。
こうした防犯構造を踏まえ、ダイソー自作宅配ボックスの導入をおすすめできる人と、慎重になるべき人の基準を以下のように定義します。
【おすすめできる人】
- 一戸建てで、玄関ポーチに十分な屋根と雨除けがある環境
- オートロック完備のマンションで、配達員が入館できる環境
- 受け取る荷物が主に安価な日用品、書籍、消耗品などである場合
- 「置き配を試してみたいが、最初から高額なボックスを買うのはためらわれる」というエントリー層
【慎重になるべき人・市販品の検討が推奨される人】
- パソコン、スマートフォン、ブランド品など高額商品の受け取りが多い家庭
- 玄関前が道路に直接面しており、外部から通行人の目に晒されやすい立地
- 共用廊下への私物設置が厳格に禁止されている集合住宅に住んでいる場合
- 風雨が直接吹き付ける完全な屋外に設置せざるを得ない環境