おみくじで大吉の次は中吉か吉か?公式見解と全12種類の順位を徹底検証

おみくじで大吉の次は中吉か吉か?公式見解と全12種類の順位を徹底検証

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「大吉の次に来るのは中吉なのか、それとも吉なのか」という問いに対する最も正確な答えは、「参拝した寺社が採用している基準によって異なる」という事実である。日本国内のおみくじには、大きく分けて「神社本庁が示す一般的な基準」と「古代・中世の漢文的発想を残す寺院の基準」の2大潮流が存在している。

全国の神社を統括する神社本庁の広報資料および神職への聞き取りによると、一般的な神社の序列は「大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶」の順と案内される事例が多い。この配分では、大吉の次に位置するのは「中吉」となる。現代の日本人が日常的に用いる「大・中・小」のサイズ感覚や度量衡の尺度に沿っているため、直感的にも納得しやすい体系といえる。

対照的に、東京・浅草の浅草寺をはじめとする多くの伝統寺院では、「大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶」という順序を採用している。ここでは大吉の次が「吉」に位置づけられる。この差異が生じる最大の理由は、「吉」という文字に対する原義の捉え方にある。「中吉」を「吉の半分(中くらいの吉)」と解釈する場合、完全な状態である「吉」の方が中吉よりも上位に位置するという論理が成立するためだ。

寺社ごとの公式見解を整理すると、以下の2系統に集約される。

  • 中吉上位パターン(主に神社本庁準拠の神社):大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶
  • 吉上位パターン(主に浅草寺・成田山新勝寺などの寺院):大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶

どちらが正しくどちらが誤りという優劣はなく、それぞれの社寺が重んじる教理や歴史的経緯に基づき運用されているのが実情である。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。