『僕たちは天使だった』はなぜ過去形か?歌詞と最終回に秘めた真相

『僕たちは天使だった』はなぜ過去形か?歌詞と最終回に秘めた真相

『僕たちは天使だった』はなぜ過去形か?歌詞と最終回に秘めた真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

1996年1月31日に放映された『ドラゴンボールZ』第291話「もっと強く!悟空の夢は超でっけえ」。この最終回におけるエンディング映像は、今なおアニメ史に残る感動的なフィナーレとして語り継がれています。

通常のエンディング映像では、悟飯が通うオレンジスターハイスクールでの日常や、ビーデルをはじめとする新キャラクターたちのスケッチが描かれていました。しかし最終回のラストカット、スタッフロールが流れるなかで画面に現れたのは、背中に純白の翼を生やし、頭上に黄金の天使の輪を浮かべた孫悟空でした。

悟空は視聴者に向かって柔らかく微笑み、片手を挙げてバイバイと手を振った後、光り輝く青空の彼方へと飛び去っていきます。この瞬間、テレビ画面の前で涙を流したファンは数知れません。原作漫画の最終コマでは、ウーブを背負って元気に飛び去る悟空の姿で幕を閉じますが、アニメ版スタッフはあえて「天使の姿をした悟空」を描き出しました。

この演出には、1986年の無印スタートから10年間にわたり番組を創り続けた東映アニメーションのスタッフによる、「過酷な戦いを駆け抜けた悟空への労い」、そして「10年間番組を応援し続けてくれた世界中の子どもたちへの感謝と別れの挨拶」という重い意味が込められていたのです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。