末日聖徒イエス・キリスト教会の真相|噂の評判・戒律と芸能人信者

末日聖徒イエス・キリスト教会の真相|噂の評判・戒律と芸能人信者

末日聖徒イエス・キリスト教会の真相|噂の評判・戒律と芸能人信者の特集記事をお届けします。専門的な知識が詰まっています。

一般に広く浸透している「モルモン教」という呼び名と、正式名称である「末日聖徒イエス・キリスト教会」の間に、教義上の乖離や別団体の区別があるわけではありません。両者は完全に同一の教会を指しています。 では、なぜメディアや教団自身が「モルモン教」という呼び方を改めるよう強く働きかけているのでしょうか。その契機となったのが、2018年に第17代大統領(教団最高指導者・預言者)に就任したラッセル・M・ネルソンによる公式声明です。教会指導部は「この教会はモルモンの教会ではなく、イエス・キリストの教会である」と宣言し、愛称としての「モルモン」や略称「LDS」の使用を控え、正式名称を用いるよう世界中の信徒および報道機関へ呼びかけました。 歴史を紐解くと、教会の起源は1830年、アメリカ・ニューヨーク州でジョセフ・スミス・ジュニアが神の啓示と天使モロナイの導きによって古代の記録を翻訳したと主張したことに始まります。その書物が『モルモン書』であり、聖書(旧約・新約)と並ぶ「もう一つのイエス・キリストの証」として位置づけられました。 主流派キリスト教(カトリック、プロテスタント、正教会)との決定的な違いは、教義の根本にあります。伝統的な教会が共有する「三位一体説(父と子と聖霊は同一の本質)」を末日聖徒イエス・キリスト教会は受け入れていません。彼らは神(天父)、イエス・キリスト、聖霊をそれぞれ「完全に独立した実体」として捉えています。この神学的な相違により、既存のキリスト教諸教派からは「異端」あるいは「新宗教」として分類されるケースが一般的です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。