フクロウカフェを訪れる最大の動機となるのが、生体との直接的なコミュニケーションです。なかでもフクロウカフェのふれあい体験において人気の高い「腕乗せ」と「餌やり」には、猛禽類ならではのルールとマナーが存在します。
フクロウカフェの餌やりと腕乗せを行う際は、まず専用の厚手レザーグローブを装着します。小型フクロウであれば数十グラム程度ですが、大型のミミズクになると体重が2キログラムから3キログラム近くに達し、腕にずっしりとした重みと力強いグリップ力を感じます。フクロウの足指には非常に鋭利な鉤爪があるため、グローブ越しであっても急に腕を動かしたり揺らしたりすることは厳禁です。
撫でる際の鉄則は「頭頂部から後頭部にかけて、毛並みに沿って人差し指の背で優しく触れる」ことです。フクロウは視界を遮られることやくちばし周りを触られることを極端に嫌います。お腹や羽先、足元に触れようとすると、防衛本能から威嚇されたり噛まれたりする恐れがあるため、スタッフの指示に必ず従わなければなりません。
また、フクロウカフェの危険性と注意点として見落とされがちなのが、衣服への配慮とフラッシュ撮影です。フクロウは肉食性であり、消化器系の構造上、予期せぬタイミングでフンを落とすことがあります。多くの店舗ではウェットティッシュやエプロンを用意していますが、汚れても問題のない服装で訪れるのが鉄則です。さらに、強い光に敏感なフクロウの視覚を守るため、スマートフォンやカメラのオートフラッシュ機能は入店前に必ずオフに設定しておく必要があります。