すべての始まりは、2013年5月3日に福岡市のリレー形式イベント(博多リバレイン等)で開催されたライブステージでした。ステージ上で軽やかにステップを踏み、髪をなびかせながら笑顔を振りまく当時中学3年生(14歳)の橋本環奈さん。その一瞬の躍動感を、観客席のファンがデジタル一眼レフカメラで切り取りました。
この写真が同年秋、当時の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やTwitter(現X)に投稿されると、状況は一変します。「可愛すぎるローカルアイドルがいる」「天使が実在した」といったネットの反応が瞬く間に連鎖し、NAVERまとめなどのキュレーションメディアを介して爆発的なSNS拡散を記録しました。
当時の報道や関係者の証言によると、ネット上のアクセス集中により所属事務所「アクティブハカタ」の公式ウェブサイトのサーバーが連日ダウン。地方の無名グループだった「Rev.from DVL」には、テレビ局、大手広告代理店、大手出版社からの取材・出演オファーが1日数百件規模で殺到しました。まさに1枚の博多イベント写真が、少女の運命と日本のアイドル界の力学を劇的に変えた瞬間でした。