部屋の中にコウモリを見つけた際、最も注意すべきなのは「絶対に素手で触らない」ことです。可愛らしいサイズに見えても、野生のコウモリは数多くの病原体や寄生虫を媒介する危険性を秘めています。
コウモリの体表には、コウモリトコジラミやコウモリマダニといった吸血性の寄生虫が高確率で寄生しています。これらが室内に落ちたり人間に移ったりすると、激しい痒みや皮膚炎を引き起こします。さらに、乾燥した糞が空気中に飛散すると、カビの一種であるヒストプラズマ菌などを吸い込み、呼吸器疾患を誘発する恐れも指摘されています。
もし誤って素手で触ってしまったり、引っかかれたりした場合は、直ちに流水と石鹸で入念に患部を洗浄してください。その上でアルコール消毒を行い、万が一傷口がある場合や体調に異変を感じた際は、速やかに皮膚科や内科などの医療機関を受診してください。