近年、特に問題視されているのが「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれる国際的にも警戒されている犯罪手口です。エロイプはその格好の入り口として悪用されています。
加害者は通話中、巧妙に相手の本名、通っている学校・勤務先、最寄り駅、SNS本アカウントの情報を雑談の中から聞き出します。あるいは「声だけじゃ寂しいから写真も1枚送って」と要求し、顔写真を確保します。これらのピースが揃った瞬間に態度は豹変します。
「指定の電子マネーを振り込まなければ、この喘ぎ声と本名を学校の同級生全員にDMで送りつける」「言う通りに裸の動画を送らなければネット上に音声を永遠に残る形で公開する」といった脅迫が開始されます。被害者は恐怖と羞恥心から周囲に相談できず、要求に応じ続けて精神的・経済的に破滅へと追い込まれていくのです。
また、昨今のAI音声クローン技術の進化も見過ごせません。わずか数分のクリアな通話音声があれば、本人の声そっくりの偽音声データを生成し、さらなる詐欺や嫌がらせに悪用されるリスクも現実のものとなっています。