シングルリリースのたびにファンの間で激しい議論を巻き起こす選抜発表。そのフォーメーション設計が、これまでにない規模で激変を見せている。定位置と目されていたポジションのシャッフル、新星の台頭、そして実力主義へのシフト。かつてのような「年功序列」や「お披露目枠」の甘さはもはや存在しない。
舞台裏のスタッフが口を揃えるのは、楽曲ごとの世界観への徹底した適合だ。センター候補をめぐる攻防は激しさを増し、単なる人気投票の域を超えて「作品を誰の表現で成立させるか」というクリエイティブな闘争へと昇華されている。フォーメーションの列が一段変わるだけで、リハーサル場の空気は凍りつく。その緊張感こそが、妥協なきステージを生み出す原動力となっているのだ。