「美大を出ても食べていけないのではないか」という社会の根強い偏見に対し、近年の就職データは明確な反証を突きつけている。ゲーム会社、映像制作スタジオ、広告代理店はもちろん、一般企業の企画開発部門や伝統工芸の後継者として採用されるケースが相次いでいる。
採用担当者が口を揃えるのは、卒業生たちが持つ「現場での粘り強さ」だ。華やかなプレゼンテーションだけでなく、締め切り直前までクオリティを突き詰める手の動かし方、素材に対する深い理解が現場で重宝されている。卒業生へのアンケートでも「在学中に徹底して手を動かした経験が、社会に出てからの即戦力につながった」という声が多数を占める。