今年のトレンドを語る上で外せないのが、ティム・バートン監督の美学にインスパイアされたダークファンタジーの要素だ。映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を彷彿とさせる、歪んだストライプや細長いシルエットのモチーフが、黒と白の画用紙だけで見事に表現されている。
あえてカラフルな色味を抑え、モノトーンのコントラストだけで仕上げる空間演出は、賃貸住宅の白い壁面とも抜群の相性を見せる。鋭利な曲線のカボチャや不気味に伸びる枯れ木の切り絵をマスキングテープで無造作に配置するだけで、部屋全体が映画のワンシーンのような緊張感とユーモアを帯びる。