アクション俳優としての土台を固めた伊原さんは、次第にストレートプレイやテレビドラマへと活躍の場を広げ、確かな演技力を持つバイプレイヤーとして頭角を現します。1991年に放送された大ヒットドラマ『ふぞろいの林檎たちIII』に出演すると、都会的で少し影のある青年をリアルに演じ切り、お茶の間の知名度を一気に引き上げました。
さらに1996年には、国民的人気グルメ漫画の実写映画『美味しんぼ』で主人公・山岡士郎役に抜擢されます。原作の持つ少し飄々としつつも食への妥協なき情熱を秘めたキャラクターを見事に体現し、ハマり役として絶賛されました。同年に放送されたNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』では、ヒロインの相手役となる海東壮平役を熱演。不器用ながらも一途な男心を繊細に演じ、全国区での人気を不動のものにしました。