安田厩舎の歴史、そして2000年代の競馬史における最大のハイライトとなったのがメイショウサムソンとの出会いです。決して華やかな血統背景ではなかったものの、堅実な走りでステップアップを重ねた同馬は、2006年のメイショウサムソン 皐月賞で力強い走りを見せてクラシック一冠目を奪取しました。
続く競馬界最高の栄誉であるメイショウサムソン 日本ダービーでも堂々たる横綱相撲を披露し、見事に春の二冠を制覇。ゴール板を先頭で駆け抜けた瞬間、東京競馬場は大歓声に包まれました。騎手としてグランプリを制した男が、調教師として日本ダービーの頂点に立つという快挙は、まさに競馬界における最高峰のドラマとして今も語り草となっています。