日常会話やマーケティング用語として浸透したこの言葉だが、元々のルーツは写真撮影の技術用語にある。
撮影した明暗や色が反転して記録されるフィルムを「ネガティブ・フィルム(陰画)」、被写体と同じ色や明暗で記録され、そのままプロジェクターなどで鑑賞できるフィルムを「ポジティブ・フィルム(陽画/リバーサルフィルム)」と呼ぶ。光と影、裏と表という対極の性質を持ちながら、一枚の写真を作るために不可欠な一対の関係性。この物理的な概念が、やがて人間の感情や事象の二面性を表すメタファーへと広まっていった経緯がある。