しこりを放置するな!希少がん軟部肉腫の早期発見サインと最新治療

しこりを放置するな!希少がん軟部肉腫の早期発見サインと最新治療

しこりを放置するな!希少がん軟部肉腫の早期発見サインと最新治療に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

軟部腫瘍を疑った際、臨床現場で強く意識される指標が「サイズ5cm」の壁だ。日本整形外科学会などの知見でも、病変の長径が5cmを超えている場合、あるいは筋膜より深い層に位置している場合は、悪性腫瘍の確率が跳ね上がるとされている。

かつて「悪性線維性組織球腫」と呼ばれ、現在は「未分化多形肉腫(Undifferentiated Pleomorphic Sarcoma)」に再分類されたタイプをはじめ、肉腫の病理診断は極めて高度な専門性を要する。一般的なクリニックで安易に切開・生検を行ってしまうと、腫瘍細胞が周囲に散らばり、根治的な手術が不可能になる「ウップス(Whoops)手術」のリスクを招きかねない。疑わしいしこりに直面した際は、専門の肉腫診療拠点へ直接アクセスすることが鉄則だ。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。