日本有数の高級避暑地として知られる長野県北佐久郡軽井沢町。その中でもひときわプライバシーが保たれる千ヶ滝別荘地の最深部に、問題の敷地は広がる。敷地面積はおよそ2万平方メートル超。一般的な別荘地の区画をいくつも飲み込むほどの広大な土地を切り拓き、堅牢な基礎工事が施された。
周囲を取り囲むのは、人の侵入を頑なに拒むフェンスと高精度赤外線センサー、そして死角のない監視カメラネットワークだ。外からは生い茂る木々に遮られ全貌を捉えることは困難だが、敷地内に足を踏み入れた関係者の証言によれば、幾重にも連なる居住棟と管理施設が配置され、さながら一つの独立した集落を形成しているという。