堀大輔氏がこの常識外れな生活に足を踏み入れた背景には、若き日の熾烈な体験がある。もともと長時間睡眠を必要としていた彼は、「人生の3分の1を眠って過ごすこと」への強い焦燥感を抱き、独自の実験を開始した。膨大な読書と試行錯誤の末に行き着いたのが、1日の睡眠を数十分単位に細切れにし、残りの23時間以上をすべて活動に充てるという極限の日常だった。
自身が代表を務める「日本ショートスリーパー育成協会」には、時間を有効活用したいビジネスパーソンや受験生が後を絶たない。彼が提唱するスタイルは、単に睡眠を我慢するスパルタ式ではない。食事のタイミングや運動、心理的ブロックの解除を組み合わせることで、眠気そのものをコントロールできると主張している。