Q1:感染リスク状態の看護目標で「感染を起こさない」という表現は減点されますか?
A1:完全な誤りではありませんが、評価が曖昧になるため指導上修正を求められることが多い表現です。看護目標は「評価可能」である必要があります。「創部に発赤・熱感・排膿などの感染徴候を認めず経過する」「退院時までに正しい手指消毒の手順を習得する」など、状態や行動を具体化した表現に置き換えるのが鉄則です。
Q2:すでに局所の感染が疑われている(発熱や排膿がある)場合も「感染リスク状態」で計画を立てますか?
A2:いいえ。すでに明らかな局所・全身の感染が発症している場合は「リスク型診断」ではなく「現存型問題」となります。NANDA-Iでは「創傷治癒遅延」や各疾患・病態に応じた実在型看護問題(または共同問題「感染症」)として立案し、治療援助や安楽確保を中心としたケア計画へ移行します。
Q3:OP、TP、EPの項目数はそれぞれ何個くらい挙げるのが適切ですか?
A3:項目数の多さが計画の質を決めるわけではありません。一般的にはOPで4〜6項目、TPで3〜5項目、EPで2〜3項目程度が無理なく実践・評価できる目安です。多すぎる項目は観察漏れや実施形骸化の原因となるため、その患者にとってクリティカルな項目を厳選することが推奨されます。