テレビでのコミカルな露出の裏で、ファンの間で高く評価されているのが彼女の「言葉」だ。ラジオ番組での語りや、時折披露される文章には、独特の観察眼と文学的な情緒が宿っている。
日常のふとした風景や、誰も気に留めないような街角の違和感を拾い上げる視点は、極めて詩的だ。決して誰かを傷つけることなく、かといって退屈な善人ぶることもない。自身の弱さや偏屈さを肯定しながら綴られる言葉の数々は、現代社会のストレスに晒される人々の心に静かに染み渡る。単なるタレントのエッセイにとどまらない、文筆家としての真価が、今まさに開花しようとしている。