エコーの白い三本線は本当に女の子確定?医師が明かす見間違いの真相

エコーの白い三本線は本当に女の子確定?医師が明かす見間違いの真相

エコーの白い三本線は本当に女の子確定?医師が明かす見間違いの真相について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

「三本線が見えたら女の子確定ですか?」という質問は、毎日のように診察室で繰り返される。結論から言えば、経験豊富な医師が鮮明な描出を確認した場合の性別判定の確率は80%から90%以上にのぼる。だが、どれほど技術が進歩しても100%と言い切れないのが超音波診断の奥深さだ。

判定で見間違いが起きる意外な理由の筆頭に挙げられるのが、臍帯(へその緒)の位置関係である。太い臍帯が胎児の股間にぐっと挟まり込んだ際、その断面や縦方向の輪郭が偶然にも3本の白いラインとしてモニター上に投影されるケースがある。へその緒の管構造が重なり合い、あたかも大陰唇のように見えてしまうのだ。

もう一つの落とし穴は、男の子の発育タイムラグにある。男の子の陰嚢や陰茎の発達速度には個人差があり、精巣がまだ陰嚢内に降下していない段階では、外性器全体が平坦に見えることがある。また、小さく折りたたまれた陰茎や皮膚のひだが、特定のアングルによって白い複数本の筋として映り込んでしまう現象も珍しくない。

さらに、胎児の姿勢も精度を大きく左右する。赤ちゃんが足をぴったりと閉じている場合や、子宮壁に密着して背中を向け込んでいる場合、超音波の音波が遮られて偽像(アーチファクト)が発生する。光と影が織りなす「勘違いの罠」は臨床の現場で常に隣り合わせに存在する。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。