近年、敬称の議論は「Mrs. vs Ms.」の枠組みを越え、さらに先のステージへと進んでいる。特定の性別に属さないノンバイナリーの人々を包摂するためのジェンダーニュートラルな敬称「Mx.(ミクス /mɪks/)」の普及だ。
オックスフォード英語辞典に採用された「Mx.」は、公的機関の書類や大手航空会社の予約フォームなどでも選択肢として定着しつつある。日本の学校現場における英語教育でも、単に機械的な記号として敬称を教えるのではなく、ダイバーシティや人権意識の観点から言葉の背景を教えるカリキュラムが求められている。