日常会話で頻出する「It depends.」というフレーズ。これを「それは頼っています」と訳す人はいないだろう。正しくは「状況次第だね」「時と場合によるよ」という意味になる。このように、この表現には大きく分けて「人や物に信頼・依存を置く(頼る)」という軸と、「先行する条件によって結果が変わる(〜次第である)」という2つの明確な柱が存在する。
前者の「頼る」は、"I'm depending on you."(頼りにしてるよ)のように、信頼関係や不可欠なサポートを背景にする。一方で後者の「〜次第」は、"Success depends on your effort."(成功は努力次第だ)のように、純粋な条件分岐や因果関係を示す。この2つの境界線を曖昧なままにしておくと、相手へのメッセージが奇妙なニュアンスを帯びて伝わってしまうリスクを孕んでいる。