楽曲部門における最大の台風の目といえば、Creepy Nutsが放った『Bling-Bang-Bang-Born』の存在を外すことはできない。中毒的なビートと超絶技巧のフロウが融合したこのトラックは、アニメカルチャーの追い風を味方につけながら、瞬く間に世界中のショート動画やクラブフロアを制覇した。
かつてアンダーグラウンドの表現と見なされていた日本のヒップホップが、ポップシーンの中央突破を果たし、さらには海を越えて世界的なアンセムへと昇華した意義は計り知れない。カルチャーが言語の壁を突破する痛快な瞬間を、このノミネートは力強く肯定している。