Cbx1000の6気筒が放つ魔力!F1サウンドの真相と2026年相場

Cbx1000の6気筒が放つ魔力!F1サウンドの真相と2026年相場

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1,047ccの排気量から絞り出される最高出力は105馬力(ps)/9,000rpm。当時の市販車として初めて大台である100馬力を突破し、最高速スペックは225km/h、ゼロヨン(0-400m加速)は11.65秒を記録しました。この圧倒的な運動性能により、CBXは「世界最速」の称号を引っさげて世界市場に君臨しました。

当時、CBXの好敵手として常に比較されたのが、翌1979年に登場したカワサキの怪優「Z1300」です。同じ直列6気筒でありながら、両者の設計思想は完全に対極をなしていました。以下の比較データは、ホンダとカワサキが当時目指したフラッグシップ像の決定的な違いを物語っています。

項目ホンダ CBX1000(前期CB1)カワサキ Z1300(初期型)編集部の見解・評価冷却方式・弁機構空冷 DOHC 4バルブ(24バルブ)水冷 DOHC 2バルブ(12バルブ)空冷の造形美に拘ったホンダと、耐久巡航を優先した水冷カワサキの思想差。最高出力 / 排気量105 ps / 1,047 cc120 ps / 1,286 cc高回転高出力のCBXに対し、Z1300は圧倒的な低中速トルクを誇る。乾燥重量 / 駆動方式約247 kg / チェーンドライブ約297 kg / シャフトドライブCBXはスーパースポーツ志向、Z1300は大陸間高速ツアラー志向が明確。2026年 中古実勢相場350万〜700万円前後250万〜450万円前後「空冷の造形美+F1サウンド」の希少性からCBXが相場を大きく牽引。

CBXはエンジンを強度部材の一部として利用するダイヤモンドフレームを採用し、6気筒でありながら車体重量を250kg前後に抑え込みました。高回転まで吹け上がるレーシーなフィーリングを求めたホンダに対し、シャフトドライブで巨躯を安定巡航させるツアラーに舵を切ったカワサキ。このライバル関係が、当時のバイク黄金期を象徴しています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。