食事療法と並び、肝臓の中性脂肪を直接燃焼させるエンジンとなるのが「運動」です。運動によって分泌されるマイオカインという生理活性物質は、肝臓のインスリン抵抗性を改善し、炎症を鎮静化させます。
効果的な運動プロトコル
厚生労働省の身体活動基準でも推奨されている通り、「1回30分以上、息がやや弾む程度の有酸素運動を週3〜5日(合計150分以上)」が黄金比です。早歩きウォーキング、スロージョギング、サイクリング、水泳が適しています。加えて、太ももやお尻などの大筋群を鍛えるスクワットなどのレジスタンストレーニングを週2日組み合わせることで、安静時の基礎代謝が上がり、肝脂肪の燃焼効率が劇的に跳ね上がります。
禁酒による肝機能回復のタイムライン
アルコールが原因でAST・ALT・γ-GTPが上昇している場合、「完全な禁酒を行えば、通常2〜4週間で数値の著しい低下が確認できる」ことが臨床データで判明しています。ただし、肝臓に線維化が始まっている場合は数ヶ月単位の継続が必要です。「平日は休肝日にして週末だけ大量に飲む」というスタイルは肝臓への急激な負荷となるため、数値を速やかに下げたい期間は最低でも1ヶ月間の完全断酒を決断することが賢明です。