突然の黒色便に直面した際、パニックにならず冷静に対処するための行動フローを確立しておくことが肝要です。
黒い便緊急性チェックリスト
以下の項目のうち、1つでも該当する場合は救急外来を含む即日受診を検討してください。
- 便がコールタールのようにベタつき、異様な生臭さがある
- 立ち上がったときに強いめまい、ふらつき、冷や汗、動悸がする(消化管出血症状に伴う循環不全)
- コーヒーの搾りかすのような褐色の液体や血液を吐いた(コーヒー残渣様嘔吐)
- 食事や鉄剤の心当たりがなく、黒い便が2日以上継続している
- 過去に胃潰瘍の既往がある、またはNSAIDs(解熱鎮痛薬)や抗凝固薬を連用している
黒い便何科を受診すべきか
受診先は、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の設備が整った「消化器内科」または「胃腸科」が第一選択です。診察時には、医師が便の性状を視覚的に確認できるよう、スマートフォンで便器内の写真を撮影して持参することが極めて有用な診断材料になります。また、お薬手帳を持参し、服用中のサプリメントや市販薬を正確に伝えることで、無駄な検査を省き迅速な治療方針の決定に繋がります。