子どもの睡眠時間について、米国睡眠医学会(AASM)や国内外の小児睡眠ガイドラインでは、1〜2歳児の推奨総睡眠時間を「11〜14時間」と規定しています。厚生労働省が策定する「未就学児の睡眠指針」でも、十分な睡眠時間の確保が発育と情緒の安定に不可欠であると強調されています。
2歳児の内訳としては、夜間のまとまった睡眠が約10〜11時間、日中の2歳児の昼寝時間が約1〜2時間というのが標準的な配分です。ただし、体力や発達スピードには個人差があるため、総睡眠時間が10時間を切らない範囲であれば極端に神経質になる必要はありません。
睡眠中に分泌される幼児の成長ホルモン分泌は、深いノンレム睡眠時にピークを迎えます。このホルモンは身体の成長だけでなく、日中に傷ついた細胞の修復や免疫力の向上、記憶の定着に深く関与しています。睡眠不足が続くと、集中力の低下や激しいかんしゃくを引き起こすリスクが高まります。