順風満帆に見えたキャリアに決定的な暗雲が垂れ込めたのが、2022年秋に表面化した知人男性との金銭トラブルでした。当時、SNSや動画配信を通じて告発された内容は、限定スニーカーや高額トレーディングカードの売買代行を巡り、受領した代金の返還や商品の引き渡しが滞っているという生々しいものでした。
事態がネット上で急速に拡散される中、戸谷公人は自身の公式SNSを通じて長文の謝罪文を公表。「知人との間で金銭トラブルがあったことは事実であり、私の認識の甘さと不誠実な対応により、相手方に多大なご迷惑と不信感を与えてしまった」と素直に非を認めました。逮捕などの刑事事件に発展した事案ではないものの、個人間取引における数十万円規模の債務不履行が公になったインパクトは甚大でした。
当時の報道各社および関係者の取材データを総合すると、トラブルの背景には、コロナ禍以降の舞台公演中止による収入減や、フリーランス化に伴う財務管理の杜撰さがあったとされています。本人はその後、当事者との間で分割弁済や和解に向けた話し合いを進めたと報告されていますが、クリーンなイメージが命とされる現代の芸能ビジネスにおいて、この一件は致命的な信用の失墜を招く結果となりました。