ネット上のコミュニティやSNSで頻繁に見受けられるのが、「シリーズの時系列とプレイ順」をめぐる誤解です。歴代作を未プレイの層を中心に、「1から順番に遊ばないとストーリーが理解できないのではないか」という懸念の声が散見されます。
しかし、物語内の歴史年表において『ドラゴンクエストIII』は『I』の数百年前の出来事(ロトの伝説の起源)を描いた前日譚にあたります。すなわち、作中の時系列は「III → I → II」の順で進みます。
堀井雄二氏自身も「HD-2D版ではIIIからI&IIへとプレイすることで、ロト三部作の歴史が一本の壮大な大河ドラマとしてより深く胸に刺さる仕掛けを用意している」と言及しています。ファミコン発売順(1→2→3)で体験した世代が味わった「IIIのラストでの衝撃的な気付き」とはまた異なる、時系列順(3→1→2)ならではの伏線回収とドラマ体験が意図的に再構築されている点は、見落とされがちな重要な視点です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
名作のリメイクとはいえ、プレイヤーのプレイスタイルや価値観によって受け止め方は異なります。購入を検討する際の判断基準を客観的に提示します。
▼ プレイを強く推奨する層:
- 『ドラクエ3』HD-2D版をクリアし、ロトの血脈が紡ぐ結末を完全な形で体験したい人
- かつてファミコンやスーパーファミコンで夢中になり、現代の最高峰クオリティで思い出を追体験したい大人世代
- クラシックなコマンドRPGの奥深さと、美麗なピクセルアート演出の双方を味わいたいRPGファン
▼ 慎重な検討を要する層:
- オープンワールド型アクションRPGのような、リアルタイム戦闘や広大なシームレスマップのみを求める人
- 初代DQ1特有の「タイマン(1対1)バトル」のシンプルなゲームシステムに対して、過度なアクション性を期待している人