Netflix韓国ドラマ2021年おすすめ傑作選!歴代神作の見どころ

Netflix韓国ドラマ2021年おすすめ傑作選!歴代神作の見どころ

Netflix韓国ドラマ2021年おすすめ傑作選!歴代神作の見どころの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

『ヴィンチェンツォ』:ソン・ジュンギ主演作の圧倒的見どころ

本作は、イタリアマフィアの顧問弁護士(コンシリエーレ)である韓国系イタリア人のヴィンチェンツォ・カサノが、母国で悪徳巨大企業「バベル・グループ」に立ち向かう痛快ドラマです。ソンジュンギ主演作見どころとして特筆すべきは、端正なビジュアルから繰り出される冷酷な暴力と、思わず笑いを誘うコミカルな日常芝居の鮮やかなギャップです。

法的手続きでは絶対に裁けない悪に対し、マフィア流の容赦ない報復で対抗する「悪党が悪党を処刑するカタルシス」は、硬直した社会システムに鬱屈を抱える現代人の心を掴みました。個性豊かな雑居ビルの住人たちとのチームワークも見事で、全20話という長尺を一気に駆け抜けさせる脚本の推進力は圧巻です。

『海街チャチャチャ』:心を解きほぐすヒーリングの極致

ソウルで開業していた現実主義者の歯科医師ユン・ヘジンが、海辺の田舎町コンジンでなんでも屋の「ホン班長」ことホン・ドゥシクと出会い、反発しながらも惹かれ合っていくロマンティック・コメディです。シン・ミナとキム・ソンホの息の合った掛け合いは愛らしく、単なる恋愛ドラマにとどまらず、町の住民たちが抱える過去の哀愁や喪失の痛みを丁寧にすくい取っています。観終えた後に心がじんわりと温かくなる珠玉のヒーリング作です。

『わかっていても』:若者のリアルな恋愛摩擦と心理描写

美大を舞台に、愛は信じないが恋愛の駆け引きを楽しみたい男パク・ジェオンと、愛を信じたいが傷つくことを恐れる女ユ・ナビの危険な関係性を描いた作品です。ソン・ガン演じるジェオンの抗えない魅力と、ハン・ソヒ演じるナビの揺れ動くモノローグは、「関係性に名前をつけない現代の若者特有の恋愛感情」をリアルに映し出しました。抑制されたトーンの映像美と叙情的な音楽が、痛々しくも甘美な空気感を増幅させています。

『マイネーム: 偽りと復讐』&『D.P. -脱走兵追跡官-』:妥協なき骨太なリアリズム

『マイネーム: 偽りと復讐』では、父親を殺害された主人公ジウが復讐のため麻薬組織の庇護のもと警察に潜入。ハン・ソヒがスタントなしで挑んだ生々しい肉弾戦は、従来の韓国ノワールにおける女性像を根本から刷新しました。

一方の『D.P. -脱走兵追跡官-』は、軍隊という閉鎖空間における陰湿ないじめや制度的暴力の闇を暴き、韓国社会に大きな議論を巻き起こしました。チョン・ヘインとク・ギョファンのバディとしての絶妙な掛け合いが重厚なテーマに絶妙な軽妙さを添え、観る者の倫理観を激しく揺さぶります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。