ドラマレビューサイトやSNS、長年の演劇ファンによるコミュニティを分析すると、眞島秀和という役者に対する評価には明確な共通点が見出せます。
第一に挙げられるのが、「どんなに荒唐無稽な設定の役柄でも、眞島が演じるとリアリティが宿る」という点です。刑事ドラマの冷徹な犯人役や、医療ドラマの保身に走る医師役を演じれば、視聴者が思わず嫌悪感を抱くほどの説得力を生み出します。一方で、善人や気弱な父親役を演じる際には、微細な声のトーンの変化で温かみを表現します。視聴者からは「画面の端に映っているだけでストーリーの緊張感が保たれる」「眞島秀和が出ているドラマは脚本がしっかりしている証拠」といった絶対的な安心感が寄せられています。
また、舞台関係者の間でも彼の評価は極めて高いものがあります。シス・カンパニーなどの骨太なプロデュース公演にたびたび招聘される理由は、180cmの長身から放たれる舞台映えする立ち姿と、劇場後方まで明瞭に通る低音の美声、そして共演者の芝居を的確に受ける柔軟性にあります。「主役を食う」のではなく、「作品全体を一段上のステージへ引き上げる」ことができる職人性が、制作者たちからオファーが途切れない最大の理由です。