インターフェース設計(UI/UX)および認知心理学の観点から分析すると、自車位置アイコンの変更は単なる「見た目の遊び心」にとどまらず、運転者の情報処理負荷に直結する要素です。
矢印アイコンは「方向のベクトル(向き)」のみを極限まで抽象化した記号であり、脳が進行方向を認識するまでの反応速度が最も速いとされています。対して立体的な車両アイコンは「情緒的な親しみやすさ」を提供する反面、視覚情報としてのデータ量が増えるため、咄嗟の判断が求められる状況では認知の遅れを生じさせるリスクを孕んでいます。
自分に合った設定を選ぶための客観的な判断基準は次の通りです。
▼ 車両アイコンへのカスタマイズが向いている人
・日常の通勤や買い出しなど、ある程度走り慣れたルートを走行することが多い人
・同乗者や家族とのドライブで、車内の雰囲気を明るく楽しみたい人
・自分の愛車の色や形に合わせたパーソナライズを楽しみたい人
▼ 標準の青い矢印のまま運用すべき人
・夜間走行が多く、画面のコントラストを高く保ちたい人
・都心の複雑な高架道路や立体交差点、多叉路を頻繁に利用する人
・画面の装飾を極力排除し、瞬時のナビ認識率を最大化したい人