日本国内では計量法によって取引や証明におけるメートル法の使用が義務付けられていますが、ゴルフ場だけは例外的にヤード表示が主流であり続けています。この背景には、ヤードポンド法メートル法理由にまつわるゴルフ文化の歴史が深く関係しています。
ゴルフの発祥地であるスコットランドをはじめ、近代ゴルフ文化を大きく発展させたアメリカがヤード・ポンド法を採用していたことから、世界基準のコース設計やスコアカード表記がすべてヤードで統一されてきました。1970年代の日本でも一度メートル表記への完全移行が試みられましたが、ゴルファーの間で距離感の混乱が多発し、最終的に「慣例的なスポーツ競技の表記」としてヤード表記が復活・定着した経緯があります。
現在でも一部の河川敷コースや自治体営コースではゴルフ場ヤードメートル違いが見られ、メートル表示を採用しているホールが存在するため、プレー前の看板確認が欠かせません。