ホルモン療法中に最も多くの人が直面するのが、ホットフラッシュ(顔のほてり・発汗)と関節のこわばりです。特に閉経後の治療で用いられるアナストロゾール(アリミデックス等)やレトロゾールなどのアロマターゼ阻害薬では、朝起きたときの手指のこわばりや、膝・手首の関節痛が頻繁に報告されます。
「朝、指が曲がりにくくてペットボトルの蓋が開けられない」「階段の昇り降りが急にしんどくなった」という体験談に対しては、次のような対策が実践されています。
ホットフラッシュに対しては、吸汗速乾性のインナー選びや首元を冷やすネッククーラーの携行、温度調整がしやすい重ね着スタイルが基本です。また、医療現場では加味逍遙散(カミショウヨウサン)や桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)などの漢方薬が積極的に処方されており、症状が和らいだという声が多数寄せられています。関節痛には、無理のない範囲でのウォーキングやストレッチ、入浴による温熱ケアが効果的です。